2003年_10

「フィリッポ、オレンジちょっとで良いから持って帰りたい!」
「いいともさ!じゃ、畑行くか!」

という事で取りに行きました♪♪

この辺りは日本でも有名な“ブラッド・オレンジ”が良く取れるところです。
トマトジュースじゃないかと思うくらい真っ赤なオレンジ。
とっても濃い味のする美味しいオレンジ。

「はぁ~、タマラン。。。」

あまりにも当たり前にあるのですが、ど~にも美味い!ということで、ちょっとお土産用に少し持ち帰ることにしたのです。
買い付けではありません。というのも、生のブラッドオレンジはまだ輸入解禁になっていないのです。
残念ですが、決まりですからね。

というわけで行ったオレンジ畑にはオレンジはたくさんありましたが肝心のブラッドオレンジは実っていませんでした。
だいたい2月頃熟すので、この時期にはZagara:ザァガラ(“ザァ”にアクセント^^)という白く咲く花の状態でした。



食卓にのぼるブラッドオレンジは冬にとっておいたもので、ほっといてもあまりカビたりしないのは、やっぱり乾燥している
からだと思います。日本と大きく違うところのひとつですね。



さてオレンジ畑は熟す時期の違うオレンジでいつも何かしらオレンジが実っていますから、それをもぎ取る事にしました。
フィリッポ曰く、

「あんまり美味くないけど、これでいいか?」


って差し出してくれたモノは、それでも美味しかったのです。
畑に行って自分たちでもぎ取る事で気分が良かっただけなのかもしれませんがそれでも、やっぱり美味しい。。。でも。。



「このみかん箱は何?」
「何って、ちょっとって言うから小さいやつにしたんだけど、小さい?」

っておいおい(^^;
20Kgは悠にあると思えるボリューム!どないして持って帰れっちゅうねん!!!

「この前、ロンドンの友人に空港から送ったら何の問題も無かったよ。」

とか何とか。。。はぁ~日本はヨーロッパじゃなかですたいっ!頑丈に木組みされたりっぱなみかん箱。
どうやって持って帰ろうか。。。

続く。