Ragusano DOP:ラグサーノ DOP
Ragusano:ラグサーノ・チーズは、シチリア州の南東、Ragusa:ラグーサ県とSiracusa:シラクーサ県にまたがる
Monti Ibrei:イブレイ山地に生息する牧草を食べて育つ razza bobina "Modicana":モディカーナと呼ばれる
牛の品種の牛乳でつくるチーズで、熟成の最初の数ヶ月は芳香と甘みがあり、熟成が進むにつれて辛味が増すという
複雑さを有しています。
後述しますが、本商品の特徴として”良く溶ける”ことをイメージしやすいように、かつて名乗られていた
Caciocavallo Ragusano:カチョカヴァッロ・ラグサーノとしています。
希少品種、Modicana:モディカ牛ならではの強い旨味のある牛乳
モディカ牛は今では頭数が激減している希少品種ですが、その牛から採れる乳は風味豊かで美味であり、
この乳で作られるチーズもやはり味わい豊かであるとして、現在、31の酪農家、23のチーズ生産者、7の熟成家
による生産者組合、Consorzio Ragusano DOP:コンソルツィオ・ラグサーノ DOPが作られ原産地保護呼称の認証
を得ることでその文化を守っています。
pasta filata:パスタ・フィラータ、とろけるチーズ
現在はRagusano D.O.P:ラグサーノ D.O.Pという名称ですが、この伝統的なチーズはpasta filata:パスタ・フィラータ
と呼ばれるタイプのチーズ、つまりモッツァレッラの親戚、カチョカヴァッロの兄弟ともいえるもので、加熱すると
とろりと溶けるのが特徴です。実際、かつてはCaciocavallo Ragusano:カチョカヴァッロ・ラグサーノと呼ばれて
おり、まるで一本の食パンのような細長い直方体の形をしており、その真ん中に紐をくくりつけて馬の鞍の左右に
ぶら下げて運んでいたとされています。
いわゆるひょうたん型をしたカチョカヴァッロのタイプではなく、この形にした理由は、輸送時に効率的に積み込む
ための知恵とのことだそうです。
重量および金額についてのご注意
記載しております価格は、150gあたりの金額となります。
約150gになるようカットしておりますが、多少前後致しますので、実際の重量に従って再計算しての
ご請求となります。