Panettone:パネットーネ
北イタリアが発祥とされるPanettone:パネットーネは「パネットーネ酵母」と呼ばれる特殊な酵母で作られたパン菓子。
イタリアの暦の中でも特に大切なクリスマスから年明けまでの時期に、もはや無くてはならないと言われるほどに浸透した
まさにイタリアならではの冬の風物詩です。
現代のイタリアでは多くの生産者が様々な地域で多種多様なパネットーネを創作している中にあって、ジャンベルラーノ
のパネットーネは別格です。
それはやはりこの店の当主である生産者、Valter Tagliazucchi:ヴァルテル・タリアズッキの技量によるものでしょう。
Lievito madre:リエヴィト・マードレ「天然酵母」の天才的な使い手として永らく評価されてきた彼だからこそ
なし得る魅惑の世界がそこにあるのです。
Sandrone:サンドローネ
イタリアのチェリーは美味いのだと思い知るのがこの商品。
そしてそれを際立たせるのが質の良いビターチョコであり、こうしたバランスをもたらすのが作り手としての技量
なのだと思います。
生産地であるModena:モデナ周辺はこのチェリーの名産地でもあり、砂糖の甘さに負けない素敵な酸味があり
チョコレートの生地に砂糖漬けのチェリーとチップ状のチョコレートが散りばめられ、そのグラデーションが素敵。
なお、スパツィアーレと違い、表面に白い砂糖の粒はついていません。
スライス又は手でちぎってそのまま、あるいは生クリームをホイップして添えて召し上がっていただいても美味!
朝食ではカプチーノやエスプレッソと共に、パーティなどではデザートワインと共にお召し上がりいただくと、
その美味しさをさらに楽しんでいただけると思います。
パネットーネの販売について
パネットーネは基本的に予約販売商品で、毎年9月中旬~9月下旬にご予約を受付け、11月末頃の入荷となります。
受付開始については、ホームページにてお知らせ致します。
※入荷後にご予約外分も若干販売致しますが、大変数が少ないので、ご希望の方は是非ご予約をお願い致します。
コロンバのご案内
年末のパネットーネの他にもジャンベルラーノが作る復活祭のお菓子「コロンバ」を毎年春に輸入しております。
形が違う(鳩の形)だけで、材料・作り方はほぼパネットーネと同じお菓子です。
コロンバも予約販売商品となり、2月にご予約を受付け、3月末頃の入荷となります。
品名 | パネットーネ・サンドローネ |
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名称 | 発酵パン菓子 |
原材料 | 小麦粉、砂糖漬けチェリー、バター、砂糖、卵黄、ビターチョコレート、天然酵母、ヘーゼルナッツペースト、卵白、アーモンド粉、米粉、トウモロコシ粉、ひまわり油、天然香料(オレンジ、シトロン、ハチミツ、バニラ)、粉乳、塩 |
内容量 | 1kg |
賞味期限 | |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避け冷暗所(20℃以下)にて保存 |
原産国 | イタリア(エミリア・ロマーニャ州) |
生産者について
生産者のジャンベルラーノは、北イタリア、エミリア・ロマーニャ州のバルサミコ酢で有名なModena:
モデナのさらに山奥、Pavullo nel frignano:パヴッロ・ネル・フリニャーノ という村にある小さなお菓子屋です。
原材料を吟味し、自然の力を最大限 に生かした菓子作りとなんと言ってもその素晴らしい味わいでイタリア国内でも
高い評価を得ています。
このお菓子屋さんとの出会いは2011年1月に、モデナのバルサミコ酢生産者、San Donnino:サン・ドンニーノ社を
訪れた際に当主より薦められた事に始まります。
このサン・ドンニーノのお屋敷は、調度品から何からハイクラスを絵に書いたようなところで、その当主はやはり
食べ物にも本物を求めます。
そんな中にあって彼らが今まで食べてきた中で最も美味しいと絶賛し、薦めてくれたパネットーネがジャンベルラーノの
パネットーネだったのです。
それまで、スーパーマーケットに山積みされているようなものしか食べたことのなかった私は、全くと言っていいほど
パネットーネに興味がなく、薦められたものの正直何の期待もしていませんでした。
とりあえず...と試してみたらいやはや掛け値なしに美味しいの何の!
速攻でこの作り手を訪ねよう、という事になったのでした。
しっとりとした食感、気品のある香り、すっきりとした味わいは、とめどなく食べ続けたくなる衝動にかられてしまいます。
でもひょっとして素敵なお屋敷の中というあのシチュエーションにあったから、きっと気持ちの高揚もあったはずと
己を戒め、帰国後に取り寄せて再度味を確認し、かつ周りの方々にもお試しいただき、その美味しさを再確認したのです。
やはり、美味い。
是非お試しいただきたい逸品として輸入する事を決めました。