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イタリア買付道中記 2003

イタリア買付道中記 2003 その4

Trapani:トラパニはシチリア島の西。
逆三角形をしたシチリア島の地形では左端の先っぽというわかりやすい所。
シチリア島の州都パレルモからPullman:プルマンと呼ばれる中・長距離高速バスに乗って約2時間。

ここを基点にと港近くに小さい宿をとりました。

カターニアで会った“代理人”に教えてもらったFavignana:ファヴィニャーナという島はトラパニから高速艇で20分で
着いてしまいます。 

この島は「マッタンツァ」と呼ばれるマグロの漁で世界的に有名です。
漁の時期は、マグロの求愛時期に合わせた5月半ばから約1ヵ月程。 
いわゆる定置網を利用してマグロを呼び込み、暴れる彼らにかぎのついた棒で「ガンッ!」一撃を加え、漁師たちが
一気に引き上げるという豪快な漁です。
その伝統は千年以上続き、由緒正しい漁としてわざわざ観光客が詰め掛けるほどなのです。

  

  

ウルトラマリンの底抜けに美しい海の色を“あんぐり”と眺めつつ船着場に着くと、近くにTonnara:トンナーラと呼ばれる
マグロの加工場がありました。漁がある時は大賑わいだそうですが、行った時期は静かなたたずまい。
この島は本当に小さいので、それこそ“あっ”という間に島の目抜き広場に出る事が出来、そしてお目当ての店に
辿り着きました。 

アントニオ・タンマーロという“おっさん”が経営する店に入るや否や、

「シニョール・オカーダ?!」

彼の方から声を掛けてくれました。
慌てて自己紹介し、この仕事を始めたいきさつなどを話すと彼もいろいろと話をしてくれました。

・・・というか、彼は熱い。熱く語るオトコなのでした。


ファヴィニャーナという島がどれだけマグロと関わりあいがあったか、洞窟に壁画として描かれているマグロの群れや
マグロの身の保存法、そして自分もこの仕事を始めた最初は何も無く、人が遊ぶ時もひたすら勉強したことなどなど。。。 

「ア、アントニオ、あなたは一体いつ息をしているの?」 

といった感じでしょうか。 

続いて試食。

味の繊細な順にメカジキやマグロの様々な部分のEXVオリーブオイル漬けや塩蔵製品、ボッタルガ、塩漬けケッパーなどを試食していきます。

最初、それらを乗せるパンというかクラッカーを一緒に食べてしまった時に 

「そんなもん食べたら、繊細な味がワカランだろう!!」 

と怒るし、メカジキについては日本で食べる時の若干の臭いについて述べると 

「なぁにぃっ?!メカジキがニオうだとぉ?!」とか怒るし。。。 

怒られっぱなしでしたが、程度の良いメカジキがこれほど繊細で上品な味をしているかなど思いもしないほど驚いたのだ
と言う事を正直に述べ感想をその場で上手く述べるよりもひたすら書き込みたいという意向を告げると、マシンガンのように
喋りまくる彼は激しくそれに同意し、

「そうか、そうか、書け!書け!そういや私もそうだった!」

などと言ってはひとつひとつの製品に対して説明してくれたのです。
こんな風にして、そのままで食べてはメモを取り、トマトやバルサミコなどで一工夫加えた食べ方で試してはメモを取り
という具合でした。

「甘味と辛み、塩気のバランス、コントラストが料理を美味しくするんだ。その為の素材のクオリティが大事なんだ。」

そう言い切る、このおっさんにいろいろ教えられたような気がします。
次の予定があるからと、あまり長居できず島を去りました。


ウルトラマリンの美しい海と熱いおっさんの語り、見ながら聞きながら考えながらの真剣勝負の試食でくたくたになって
しまったのです。

続く 

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