2003年_16

美味しいジェラート屋さんへ行きました。
連日同行してくれたSimonaに

「アナタハ コドモ デスカ?」

と呼ばれるくらいに毎日々々、いやぁ食前食後に食べたいくらい(^^;

地元、ちゃきちゃきローマっ子に教えてもらうジェラート屋さんはホント美味しいです、いや美味しかったです。

はぁ~・・・(遠い目)

遊びに来た訳では当然なかったのですが、
毎日々々、塩漬けとか食べていると甘いモノが欲しくなります。
使わない部分の脳ミソを使いつづけるとやっぱり甘いモノが欲しくなります。

・・・いいわけがましいですねぇ。。。

脂肪増殖の恐怖!に怯えようと、ジェラートにどっさりパンナ(生クリーム)を乗せないでいられるだろうか?
(いや、ない!:強い二重否定)

シチリアと違ってローマは“あっさり味”で上品です。
あの刺すように暑いシチリアの下では“ガツン”と甘いモノが良く合いますが、土地や気候風土が違うと
味も変わるんですねぇ。。。しみじみ。

そういえば、いつの間にか一人で真剣に食べる癖がつき、色艶をみたり、匂いを嗅いだり味をたとえてみたりするようになってきました。
それに、食べ物を食べる環境というか、あわせて食べるものや気候なども気にするようになってきたようです。
(徐々にですが。。。)

シチリアで暮らした、その雰囲気と味を自分の記憶や舌に呼び起こしたり留めたりしながらネジを締め直すように。
ジェラートを食べつつ至福の瞬間を過ごし頭を解放させていると、混乱し絡まりあった糸が少しづつほぐれていくようでした。

旅の終焉は近づき、あとは荷造りして帰国の手続きをするばかり。

・・・と思いきや、あの木箱いっぱいに詰め込まれたオレンジはどうするんだという事に気付いたのは夕刻でした(滝汗)

続く。