2004年_03

「じゃ、パルマで直接お会いしましょう。」

といって日本を出発したのでした。

最初の1週間はパルマ商工会議所が用意してくれたホテルに泊まることがわかっていたので、
参加する各々が自分の足で現地へ向かえば良いのでした。

この幸運な出来事について少し。

・いつもお世話になっている北村光世先生がパルマを拠点に活動されている事
・パルマがEUの食の中心として進み出した事

などがあって、北村先生のお声がけのもと、パルマ商工会議所がパルマの食品をめぐるツアーを
セッティングしてくれたので、いろいろと今後のために勉強になると思い、参加させて頂く事にしました。

で、ローマに降り立った私は、
前日にローマ入りしていたシェフのM氏と待ち合せ、
現地で使うための携帯電話をローマっ子のシモーナから受けとり、
サッサと用件をすませて、
チャッと電車に乗って、
シューっとパルマにたどり着き、
ゆっくりとシャワーを浴びて、

「ごきげんよう^^!」という素晴らしいスタートをする予定でした。

がっ、 携帯電話を受け取ったはいいけれど、
使い方がいまいちのみこめず、
おかげで電車に乗り遅れ、
せっかくだからと途中の駅にあたるフィレンツェで食事でもしていこうとのんびりフィレンツェで食事を楽しみ、




いい気になって本屋で長居などしてみては予定の時刻を少しオーバーし、
あせって走って辿り着いた駅では何故か予定の電車が無く、
代わりの電車に飛び乗ったはいいけれど、なんだか見たような駅ばかりを通り過ぎ、
1時間ほど過ぎてあせり出し、
となりのおっさんに聞いてみると何とローマへ逆戻り!
あわてて降りた駅は聞いたことも無く、



「やっちゃった。。。」

と反省しつつ、
どうにかフィレンツェまで戻ったものの乗り継ぎの切符を買ってる時間が無い!
またまたあせってジダンダふみつつ、何とかぎりぎりセーフで切符を手に入れたと思ったら、
予定の列車はしっかり遅れていたりして、予期せず高級ユーロスターなんかに乗るはめになり、
どうにかパルマに着いた時はさすがのイタリアでも外は真っ暗。

スーツケースをごろごろするのに疲れた頃にどうにかホテルに辿り着くと、
ツアー参加者や北村先生、商工会議所の面々はすでに食事を終えており、
開口一発、

「どうも、遅れてスイマセン」

いきなりやってしまったようです。。。

続く。