2005年_05

ミラノに行く事にしました。
都会のミラノにセレクトされた品物の中に何か新たな発見があるかもしれないと
思っていたからです。



ホテルはインターネットで事前に予約していました。
なるべく駅の近くがいいだろうと地図も参照しながら決めていきました。
インターネットって便利です。

駅(地下鉄)至近で
お値段お手頃(一泊素泊まり39ユーロ!)
エアコンついて
冷蔵庫まであって
ベッドも固い(←これ大事)

※ちなみに利用したサイトはこれです→ http://www.venere.com/

さてさて、ちょっと観光気分も味わいたくなった私はDuomo:ドゥオモのある広場に向かいました。
この広場へ向かう途中に抜ける名所、Galleria Vittorio Emanuele Secondo:
ヴィットリーオ・エマヌエーレ2世のガッレリアと呼ばれるアーケードは、
その優れた意匠にうっとりする所ですが、そこを抜けて天の光を目にするときに
真っ先に飛び込んでくるのが壮大なゴシック建築のDuomo:ドゥオモの雄姿なのです。

新婚旅行で初めて訪れたイタリアの、一番記憶に残った場所のひとつです。
思わず「うおおおぉぉっっ!!」と口走ってしまったのはもう10年以上も
前の事になってしまいました。
以前はまさか自分が食材を輸入する事になるとは夢にも思っていません
でしたがとても懐かしい思い出です。

市内を歩き、都会らしい洒落たセンスのお店に幾つか気に入ったものが
あったのでこれをサンプルとして購入しました。
ディスプレイについてもいろいろと参考になりました。
将来、どこかで私自身の空間を持てたときにこの記憶が役に立つかも・・・
ちょっと風邪気味だったのでフルーツを買い込み、ホテルに戻りました。
歩き疲れ、汗もかいたのでシャワーを浴び、空調の効いた室内でリラックス
しながら書き物などしよう・・・そんな雰囲気でした。ところが・・・

『カギ』 が開かない・・・

何故かスーツケースの

『カギ』 が開かない・・・??

ちなみに、私のスーツケースは昨年の買い付け時に急遽イタリアで買ったもので、
高度な電子ロックなどではなく、3桁のダイヤルをクルクル回すダイヤル・ロック式です。
単純といえば単純ですが、といって999通りの数字を合わせなければ
本人以外は空けるのは難しいものです。・・・普通。



しかし、何故かスーツケースの

『カギ』 が開かない・・・??

さぁこれからシャワーでも浴びようかと思っていた矢先の事でした。
もうシャワーもへったくれもありませんでした。
外を歩いてきた汗と冷や汗が混じってちょっとパニックでした。
暗証番号の付近の数字をいくつか試すが・・・開かない。
強引にガチャガチャやっても・・・開かない。
いっその事カギごと壊してやろうか思ってもビクともしない。

・・・困りましたねぇ。。。
シャワーを浴びるつもりでサッサとスッポンポンになっていた私でしたが汗だくでした。
惨めでした。
しばらく考えて

「仕方ない。999通り、全部試せばそのうち開くさっ(泣汗)」

っと開き直り、001からスタートしたのでした。
泣きそうな気分でした、ホント。
様々な雑念を取り払いつつ、無心にダイヤルを正確に回しては開けてみる
という事を繰り返しました。

「そ、そのうち開くさっ!ラ・ラ・ラ・ラ~、ル・ル・ル・ル~」

・・・なんて鼻歌なんてやっぱり出ないのでした。

どの位時間が経ったでしょうか。
258番・・・位だったかで、

「カチャ。」

って開いたのです♪♪

「だああああああぁぁ(涙)」

・・・もう後は何にもする気になれませんでした。
それでけで疲れきってしまい、何とかシャワーだけ浴びたらぐったり。
何故、こんな事になったのかなんて考える気にもなりませんでした。

あ、日記なんて、そりゃあ書く気にもなれませんでした。
当然の事ながら・・・

続く。